サラトフでのシンポジウム2014

今年もサラトフの研究集会に行ってきた。

モスクワ

東京は21°だったが、モスクワは雪が降っていた。

 

 

発表前の下調べ。久しぶりのレーニン図書館だった。

昔ながらの「猪八戒」と「チョッチョリーナ」が温かく迎えてくれた。

ただし、閲覧室ではスマホやパソコンを持ち込んでいる人も。時代は変わった。

 

欧米の経済制裁のしっぺ返し。ロシア政府から難癖をつけられて閉店中のマクドナルド1号店。

 

 

マクドナルド1号店の裏手にある「パトリアルシィ・プルドィ」に妙な標識が。

「見知らぬ人との会話禁止」

日頃大学の授業ではГоворим по-русскиなどと言っている手前、ぎくりとした。

どうやらブルガーコフの小説のパロディーらしいが、ロシア文学は専門外なので詳しいことは不明。

 

ロシア文学と言えば、今年はレールモントフ生誕200周年である。

 

まったく迂闊ながら、知らなかった。レールモントフはモスクワの生まれだった。

地下鉄クラースヌェ・ヴァロータ駅前のスターリン建築の一角、居酒屋「ヤキトリヤ」横に彼の記念プレートが掲げられている。

 

札大からの留学生にも会えた。スシをつまんだり、喫茶店でお茶をしたり、楽しいひと時でした。

 

で、サラトフ。今回で36回目のシンポジウムである。

 

今年のお題は「チェルヌィシェフスキーとトクヴィルの『アメリカにおけるデモクラシー』」。

例によってロシア人の盲点に変化球を投げ込んできた(と自画自賛)。

 

ふたたびモスクワ。

いくら日曜の朝とはいえ、トヴェリスカヤ通り、空きすぎではないか?

これも経済制裁の影響か?

 

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