サラトフでのシンポジウム2010年 |
今年もサラトフの研究集会に行ってきた。 |
モスクワ 今年の宿はイズマイロヴォ。お土産市場で有名な公園のそばの安ホテルである。 ロシア国立図書館(旧レーニン図書館)。発表の前にちょっと下調べ。ここともかれこれ20年以上、長いつきあいである。 クレムリン。おなじみの風景である。 |
で、サラトフ。ここともかれこれ10年以上のつきあいになる。
「人類初の宇宙飛行士」ユーリー・ガガーリンの銅像。サラトフはガガーリンの生まれ故郷ではないが、ガガーリンが始めて(訓練飛行機で)飛行した、記念すべき場所である。ちなみに彼の娘、エレーナ・ガガーリナはチョコレートの「アリョンカ」で有名だが、現在はクレムリン博物館の館長である。
合間をぬって裏山の戦勝記念公園をのぞいてみる。戦勝記念であるから、当然のことながらミニタリー・ヲタクが泣いて喜ぶグッズが目白押し。 自走砲SU-100「ジューコフ」。中学生の頃にタミヤの1/35のプラモデルで作ったことがある。ちなみにこれは本物である。 |
型式番号不明のソ連軍の秘密兵器。特殊潜行艇らしい。
映画「ランボー怒りのアフガン」などでもおなじみ、Mi-24。ソ連が誇る重攻撃ヘリコプターである。女の子がバルカン砲にぶる下がって遊んでいるが、世が世ならとても危険である。
「諸民族の祭典」なるイベントをやっていた。伝統的にいろいろな民族が雑居している地域なので、行政の側としても民族政策には気を遣っている。これはロシア村。漬け物を作って振る舞っていた。 |
こちらはカザフ村。まるで日本人のようである。「親子」と行っても通じるかも。
一方こちらは「日本村」。モンゴルの仏教寺院のような建物の前に「枯山水」。中では朝鮮系が焼き肉を作っていた。「なんちゃって日本人」である。日本人ならキムチではなくタクワンを食え、と言いたい。
で、こちらは日本語学校。「本物の日本人」が来た、ということで歓迎される。アニメを通じて日本に興味を持った、というのが最近のトレンドらしい。
スカフティモフの墓参り。サラトフ大学が誇る文学研究者である。今回のシンポジウムは彼の生誕120周年を記念したものだったので、彼のご一門総出で墓参、という次第である。
発表。さすがに毎年の発表なのでだんだんネタ切れになってくる。苦しい。
スカフティモフ関係の文献のご開帳。サラトフ大学、さすがに国立大学だけあって内装も格調高い。 ラジーシチェフの出身地、ということもあって、関係の資料も多い。
一仕事終えて、モスクワに帰ってきた。クレムリンの真ん前の寿司屋に入って一服。サラトフのインチキくさい「日本村」に比べるとさすがにモスクワである。鳥居も立派だ。しかも日本にいては口にすることのできない「回らない寿司」をつまむこともできる。嗚呼、贅沢。
食後の茶をすすりながらロシアゴチック建築の歴史博物館を眺める。いい時代になったものである。
大変だ。グムが農場になってしまった。のんびり茶などすすっている場合ではない。
レーニン図書館も利用証で自動改札するようになった。とにかくモスクワは変化が早い。
こちらは相も変わらぬロシアの秋の風物詩。ザリガニの量り売り。
あっ、あと、モスクワの玄関口、シェレメーチェヴォ空港も新しくなっていました。 |