ワイン

ВИНО

 ロシアのワインの多くはモルドヴァやグルジアといった南の暖かい地方から運ばれてくる。運ばれる途中で変質したり偽物が混入したりするので、モスクワなどの都市部で良いワインを発見するのは至難の業だ。普通ワインというと赤ワイン、白ワイン、そしてロゼがあるが、なぜかロシアでロゼを見かけたことはない(99年にハバロフスクで発見)。

そのかわり「クレープコエ」という人工ワインにはさんざんお目にかかった。これはワインの絞り汁に砂糖とアルコールを混ぜて作る(のではないかと思われる)、日本酒でいえば「三倍醸造」のような代物。

反対にロシアで飲んで一番うまいと感じたのは「ジャム」という銘柄のワインだった。これは集団農場が副業で作った白ワインで、ジャムの3リットル瓶に入れられていた。夏も近づく6月のある日、地下鉄駅前に見慣れぬトラックが止まっているのを発見、その荷台から直接買い、こわごわ飲んでみた。癖がなく、新鮮でとても気に入ったが、残念ながら「ジャム」のラベルは残っていない。今となってはラベルを集め損ねたのが返すがえすも口惜しい。

 

白ワイン 22種類(2003.12

赤ワイン 34種類(2007.05

ロゼ・ワイン 1種類(2003.06

 

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