ブランデー
КОНЬЯК
ワインと同様に南の地方から運ばれてくる。特にアルメニア産のブランデーは絶品。ふたを開けた瞬間、部屋中がブランデーの香りで満たされるほど香りが芳醇で、そしてボディー自体もフランス製などに比べてはるかに強い。ただし、これは本物のアルメニア産の場合であって、ワインと同様、なかなか本物に出会えないのが難。また、輸出用の高級ブランデーのラベルは、糊も高級なためか、なかなかきれいにはがすことができず、これも悩みの種となっている。シャンペンの場合と同じで、ロシアのブランデーはコニャック地方で作られたわけではないのに「コニャック」と呼ばれている。 |
ロシアのブランデーは星の数によってその等級が表示される。大衆的なものが3つ星、高級品が5つ星、といったぐあいに星の数が多いほど品質がよいとされた。ただし、輸出用など、ソ連時代の市場に出回らなかった超高級品には星がない。 |