サラトフでのシンポジウム2008年 |
今年もサラトフの研究集会に行ってきた。この研究集会、チェルヌィシェフスキーの生誕150周年を記念して1978年から続く由緒正しい研究集会である。今年は30周年という記念の集会だったので、発表のお題も「チェルヌィシェフスキー」。 |
新しいモスクワ 丸々1年以上、モスクワに行かなかったので、目新しいものだらけだ。これはシェレメーチェヴォ国際空港から市内へと通じる急行列車。ちなみに運賃は250ルーブル(日本円で約1000円)。 今夜のお宿はコスモス・ホテル。窓からは旧国民経済達成展やおスタンキノのテレビ塔など、おなじみのモスクワの夜景が広がる。 サラトフ 30周年の記念、ということで今年の研究集会はサラトフ国立大学で開催された。聴衆の数も多く、ちょっと緊張する。ちなみにこの発表の内容は地元の新聞で報道された。 http://www.bogatej.ru/bogatej/index.php?chamber=main&art_id=0&article=31102008122523&oldnumber=462 11月にはモスクワの「経済哲学新聞」に発表テキストが全文掲載された(いずれも、かなり発表の趣旨が歪曲されてしまったが、あまり堅いことは言うまい)。 |
サラトフも建築ラッシュである。定宿のスロヴァキア・ホテルの隣でもビルを建築中。
チェルヌィシェフスキー一家の菩提寺。トロイッツァ教会も修理中。
相変わらずなのは、この人。今日も朝から誰もいない広場に向かって小言を言っている。 |
この人も変わり映え無し。ちなみにチェルヌィシェフスキー自身は劇場が嫌いだったらしい。 この点でも劇場マニアのゲルツェンと違う。
無神論者のチェルヌィシェフスキーだが、なぜか教会の前に銅像が・・・
チェルヌィシェフスキーの家も修復が終わって、博物館として一般公開されている。 |
チェルヌィシェフスキーの机。原稿の上のメガネはマニアにとってたまらない「チェル・グッズ」だ。教科書的には「革命的民主主義者」「唯物論的無神論者」だが、家中いたるところにイコンが・・・さすが聖職者の息子である。
夜行列車に揺られてモスクワに戻る。やはりモスクワに戻ってくるとほっとする。
で、モスクワはコスモス・ホテルのレセプション。ソ連時代を彷彿とさせる長蛇の列。チェックインに小一時間かかった。 |